ニュージーランドで大学進学
ニュージーランドには大学がたったの8校しかなく、その全てが国立なのをご存知ですか?
しかもこれらの大学はいずれもQS世界大学ランキングで500位以内にランクインしています!
日本では国内だけでも793校あり、偏差値にも差があります。
一方でニュージーランドは、政府がそれぞれの大学のレベルを保持するために必要以上に大学を増やさない、という方針を掲げています。
専門機関が大学の品質を厳しく審査しているため、世界的にも評価が高い大学が揃っているわけです。
ニュージーランドの大学の特徴
ニュージーランドの大学は2学期制となっている学校が多く、2月にFirst Semester、7月にSecond Semesterがそれぞれ開始します。
また、日本の大学は4年制ですが、ニュージーランドの大学は一般的に3年制となっている点も特徴的です。
日本では1-2年生の間に【一般教養課程】を受講しますが、ニュージーランドの学生はこの課程(NCEAといいます) を高校卒業時点で修了しています。
そのため、ニュージーランドの大学は1年目から専門的な内容を学ぶこととなります。
ニュージーランドの大学への入学方法
日本の高校を卒業後、十分な学力と英語力があることが大学に認められれば、現地の大学へ直接入学できる場合もあります。
ただし、大学や学部、希望するコースによってその基準は異なるため、これについては大学に審査を依頼して、入学が可能かどうかを大学に判断してもらうしかありません(弊社では、入学手続きの代行はもちろんのこと、手続き前の段階で入学基準を満たしているかどうかの審査の手続きも代行することが可能です)。
一般的には、入学基準を満たしている場合でも、ファンデーションコースを受講した方が、スムーズに大学のコースに進学をすることができます。
ファウンデーションコースについて
ファウンデーションコースとは、留学生用に用意された大学進学準備課程です。
履修期間は基本的に1年間ですが、入学時の英語力や成績によって8ヶ月から15ヶ月まで幅があります。
また、中には大学と提携しているファウンデーションコースもあり、履修をすることでその大学進学に有利とされています。
留学生用のコースなので入学難易度も比較的低く、1年間通ったとしても合計4年で大学を卒業できます。
志望大学が決まっている方は、その大学の付属もしくは提携のファウンデーションコースを選択することをお勧めします。
ファウンデーションコースでどのくらいの成績を取れば、希望の大学に入学できるのかの基準が明確で目標を立てやすいためです。
ファウンデーションコースへの入学には、高校の成績証明書(英文)と公式の英語テストのスコアが必要となります。
最終的なコース履修期間は入学時の英語力に左右されるため、書類審査によって決定されます。
入学時期は学校によって異なりますが、年に数回入学タイミングが用意されている場合が一般的です。
世界大学ランキングとニュージーランドの大学
ニュージーランドにある8校の大学は全て国立で、いずれもQS世界大学ランキングで500位以内にランクインしています。
これらの大学はそれぞれ特徴や強みがあります。例えば医学部/歯学部はオークランド大学とオタゴ大学、経済学部はヴィクトリア大学、獣医学や航空学部はマッセイ大学が人気です。中には他の大学ではなかなか学べない分野を専攻できる大学もあります。
ニュージーランドの大学スケジュールと入学時期
ニュージーランドの大学の新学期は2月が一般的ですが、学校やコースによっては学期ごと(2月と7月)に入学を受け付けています。
日本の高校を卒業してニュージーランドの大学へ進学をされる場合は、ファウンデーションコースの終了が必須となります。こちらの入学タイミングはファウンデーションコースを扱っている学校によって異なっており、一般的には年2回~4回、入学タイミングが用意されています。
ニュージーランドの大学のスケジュールは、以下のようになっています。
2月下旬:オリエンテーション
3月上旬:1学期開始 卒業式(前年にコースを修了した学生のため)
4月:イースターホリデー、学期半ばの休み(1~2週間)
6月上旬:授業終了、試験準備期間
6月中旬:1学期終了
6月下旬:冬休み
7月下旬:オリエンテーション
8月上旬:2学期開始
10月上旬:学期半ばの休み(1~2週間)
10月下旬:授業終了、試験準備期間
11月上旬:試験期間
11月中旬:2学期終了
12〜2月:夏休み、サマースクール実施、卒業式(留学生のため)
それぞれの大学について
The University of Auckland オークランド大学
(世界ランキング81位/国内ランキング1位)
学費:NZ$36,836~/年
※学費は通う学部によって異なるため、詳しくはお問い合わせください。
ニュージーランド最大の都市、オークランドに位置するこの大学は、世界ランキングでも常に高い評価を受けています。人文学部、経済・経営学部、芸術学部、教育学部、工学部、法学部、医学部、理学部があり、留学生も多く受け入れています。有名な学科としては、考古学、教育学、薬学、地理学、看護学、英文学、言語学、哲学、人類学などがあるほか、データサイエンスや不動産学などのユニークな学科も存在します。
University of Otago オタゴ大学
(世界ランキング184位/国内ランキング2位)
学費:$34,251~/年
※学費は通う学部によって異なるため、詳しくはお問い合わせください。
ニュージーランド国内最古の大学として知られるオタゴ大学は、国内唯一の全寮制の大学でもあります。
医学部は名門として名高く、その他に歯科、解剖学、生理学、古典古代史、開発学の分野が有名です。特色のある学科は、デンタルテクノロジー、放射線、神学などがあります。南島のダニーデンにあるこの大学ではクラブやサークル活動も活発です。また、様々な分野で顕著な貢献をした強力な卒業生ネットワークもこの大学の魅力です。
Victoria University of Wellington ビクトリア大学
(世界ランキング223位/国内ランキング3位)
学費: NZ$30,549~/年
※学費は通う学部によって異なるため、詳しくはお問い合わせください。
ビクトリア大学は、1897年に設立された歴史のある学校です。
ニュージーランドの首都ウェリントンに位置し、高い学術基準と幅広い学部および大学院プログラムを提供しています。また、研究とイノベーションに力を入れ、文化的多様性が豊かなウェリントン市内の中心部にあるキャンパスで、学生の個人成長と学業の成功をサポートする総合的な教育機関としても知られています。建築・デザイン学部、人文・社会科学学部、法学部、理学部、工学部、教育学部、経営・商学部の7学部から構成されており、2学期制の大学が多い中で、ビクトリア大学は3学期制を採用しています。
University of Canterbury カンタベリー大学
(世界ランキング270位/国内ランキング4位)
学費: NZ$31,600~/年
※学費は通う学部によって異なるため、詳しくはお問い合わせください。
カンタベリー大学では様々な国際的に認められた教育プログラムが提供されています。研究分野では、特に環境科学、工学、ビジネス、医学などが強化されており、学際的なアプローチが奨励されています。カンタベリー大学は学生のカリキュラムに幅広い選択肢を提供し、実務経験を積む機会も多いため、卒業生は就職市場で高い競争力を維持しています。また、美しいキャンパスとアクティブな学生生活も特徴的で、スポーツ、文化活動、社会奉仕など多彩なクラブとイベントが充実しています。さらに、カンタベリー大学は持続可能性と社会的貢献に重点を置いており、環境への取り組みやコミュニティへの貢献が盛んです。これにより、学生は社会的な意識を高め、持続可能な未来を築く力を養うことができます。総じて、カンタベリー大学は高品質な教育、多様性を尊重する文化、そして地域社会への貢献に焦点を当てた学術機関として知られています。
Massey University マッセイ大学
(世界ランキング272位/国内ランキング5位)
学費: NZ$30,450~/年
※学費は通う学部によって異なるため、詳しくはお問い合わせください。
マッセイ大学はオンラインや対面授業を組み合わせた、柔軟な教育プログラムを提供しています。また、農業、獣医学、デザイン、ビジネスなど、幅広い学問分野において、学生は実践的なスキルを身につけることができます。マッセイ大学は環境への配慮にも力を入れていることで知られています。国際的な学生コミュニティや研究プログラムも充実しており、世界中から学生や研究者が集まり、異なる文化や視点を尊重する環境が育まれています。マッセイ大学は、実務経験と学問的な深さを組み合わせた教育を提供し、卒業生が社会で成功するための学習環境を整えています。
University of Waikato ワイカト大学
(世界ランキング375位/国内ランキング6位)
学費: NZ$29,425~/年
※学費は通う学部によって異なるため、詳しくはお問い合わせください。
ワイカト大学は、高品質な教育と環境への配慮で有名な大学です。ニュージーランド北島の街ハミルトンとタウランガにキャンパスを持ち、自然に恵まれた静かな、学習に最適な環境にあります。また、ニュージーランドの原住民であるマオリの文化に関して学べるプログラムも用意されている点が特徴的な大学です。研究面では、環境科学、情報技術、経済学などで優れたプログラムを提供し、国際的な学生と文化交流を奨励していることからも分かるように、国際的な視野を持ち、多様性を尊重する大学として知られています。
Lincoln University リンカーン大学
(世界ランキング387位/国内ランキング7位)
学費:NZ$23,500~/年
※学費は通う学部によって異なるため、詳しくはお問い合わせください。
リンカーン大学は国内で唯一、ブドウ栽培・ワイン学が学べる大学です。南島のクライストチャーチから車で30分ほどの距離にあるキャンパスは自然に溢れており、ゆったりとした時間が流れています。ニュージーランド国内と世界60カ国から集まった約3500人の学生が在籍する、規模の小さな大学です。また、こちらの大学は農業、環境科学、および関連分野に特化した大学として知られています。農業と環境に焦点を当て、実践的な学習環境を提供する農村地域に位置し、国際的な多様性を持つ学生層、優れた研究活動、強固な産業ネットワーク、持続可能性への強いコミットメントなどがこの大学の特徴です。農業や環境科学に興味を持つ学生にとって魅力的なプログラムを提供する大学です。
Auckland University of Technology オークランド工科大学
(世界ランキング437位/国内ランキング8位)
学費: NZ$33,846~/年
※学費は通う学部によって異なるため、詳しくはお問い合わせください。
元々ポリテクニック(国立の職業訓練校)だったこちらの大学ですが、現在は国際的に評価される総合大学に変貌を遂げました。現代的な施設と高品質な教育プログラムが提供されており、ビジネス、工学、情報技術、芸術、健康科学など幅広い学術分野を学ぶことができます。こちらの大学は産業界との強力なコネクションを持ち、実務経験を積めるプログラムが多く提供されていることでも知られています。国際的な学生コミュニティと多様性を尊重し、留学生向けのサポート体制も充実しています。また、研究面でも優れた成果を上げ、革新的なプロジェクトに積極的に取り組んでいます。オークランドの美しい環境と文化的多様性も魅力です。
ニュージーランドの大学留学に必要な費用について
大学の年間の学費は約300万円から500万円以上と学校や学部によっても様々です。
大学留学に必要な費用としては、学費+学生サービス費+生活費+保険費用など。
また、当社では大学・大学院留学手続きでの学校手配料としてNZ$1000をいただいています。これには大学やコースの選択や大学への問い合わせ、入学手続き代行などが含まれます。
学費について:
授業料は毎年一年間の学費の支払いを一括で行う場合が多いです。
学生サービス料:学校によって異なるので、詳しくはお問い合わせください。
生活費:
就学中の滞在方法や滞在場所によっても生活費は変動しますが、オークランドの街中で一人部屋の学生寮に住んだ場合の生活費は大体週NZ$660程度。内訳は以下の通りです。
学生寮: NZ$420/週 (光熱費、Wifi込み)
食費: NZ$100/週
交際費: NZ$100/週
通信費: NZ$40/週
保険費用: ニュージーランドで学生ビザを取得する際、政府が指定する条件を満たす海外旅行保険への加入が必須です。
海外保険料はご年齢や期間にもよりますが、19歳の場合、1年間でおよそ$862となります。
ニュージーランドの大学の奨学金(スカラーシップ)
留学を実現するために、資金面は皆さんにとって一つの課題です。欧米諸国への留学に比べ、ニュージーランドの留学費用は比較的安いとは言えますが、それでも高額な費用がかかります。しかし、ニュージーランドの高等教育機関では、海外から留学する学生向けに奨学金が提供されており、奨学金を賢く活用してニュージーランド留学を実現させることができます。
一般的に奨学金には「給付型」と「貸与型」がありますが、ニュージーランドの高等教育機関で留学生が応募できる奨学金は、給付型(返済不要の奨学金)のみです。ほとんどの奨学金は、規定の金額が年間の学費から控除される「学費軽減型」です。
各大学は留学生向けに様々な奨学金を設けています。内容は随時変更になりますので、各大学のホームページよりご確認ください。
また、確認の際には必ず、留学生用(International students用)のものを選択ください。
Gina & Partnersの大学留学プログラムについて
Gina & Partnersの代表Ginaは移民アドバイザーとして学生ビザの取得からサポートが可能です。
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